どんなふうに

仕事が片付いてしまったので、ちょっと出かけた。
帰りにおじさんが川沿いから上がってくるのが見えたから、つられて川沿いを歩いてみた。

おじさんとおばさんが私の前を歩いて、楽しそうに、途中で別れて歩いて、気付いたら反対側で一緒に歩いてた。
ああ、なんて素敵なんだろうと思って。
おばさんは別れたあとにすぐ振り返って、ちょっと笑って進んでいった。
おじさんは別れたずいぶんあとに、さみしそうに振り返った。

なんか、なんかすごくよかった。最後に一緒だったのが、ちょっと興奮した。

道はずっとまっすぐ続いていて、人生のようだなぁと思った。
へんなの、でもそう思ったの。

川がずっと続いていて、でも階段もあって坂もあって、ふと立ち止まってみたくなることもあって。
思ったよりうまく言えないけど、人生のようだった。

これから趣味を散歩にした。